平成31年度横浜市予算編成に対する要望 最終回答について

 当協会では、平成30年6月13日に平成31年度横浜市予算編成に対する要望を行いました所、横浜市当局より最終回答が明示されましたのでお知らせ致します。

                            最終回答

要望事項

(1)横浜環状道路等の早期実現と国道357号線の整備について

 平成29年3月に横浜環状北線が開通し、横浜港から第三京浜道路(港北JCT)までの新たなアクセスが確保されました。それに加え、横浜環状北西線が開通すれば、横浜方面から東名高速道路へのアクセスが、慢性的渋滞に悩まされている保土ヶ谷バイパスを経由するより約40分(60分から20分へ)短縮されます。これは、政府の方針である働き方改革に則った生産性の向上や労働時間の短縮、国際コンテナ戦略港湾としての横浜港の競争力強化及び横浜市の発展にも大きく寄与するものと考えます。更には、協会会員事業者へ昨年度調査したところ、7割の方が横浜環状北西線を「利用見込みである」との回答が示されております。また、計画路線である横浜環状道路西側区間(横浜港北JCTから横浜環状南線・戸塚IC(仮称))の早期着手により横浜環状道路が一体的に機能し、更なる横浜の経済の活性を期待することが可能となります。つきましては、横浜環状北西線、加えて横浜環状南線及び横浜湘南道路については、平成32年に開催される東京オリンピック関連施設の整備に合わせて整備されるよう予算の確保及び横浜環状道路西側区間の早期着手について要望いたします。

(2)運送業に特化した「貨物自動車運転手の合同就職面接会」の開催について

 神奈川労働局調べによりますと、平成30年2月現在における神奈川県内の貨物自動車運転手における有効求人倍率は2.57倍と全業種の有効求人倍率1.25倍と比較しても際立って高くなっております。更には、横浜市内にある公共職業安定所(横浜・戸塚・横浜南・港北)については、有効求人倍率が何れも3倍を超過しており、横浜市内における貨物自動車運転手の不足状況は大変深刻な状況であり、横浜市内の物流に大きな支障を来すことが懸念されております。横浜市では、ハローワーク横浜との共催により「よこはま合同就職面接会」を開催しておりますが、合同就職面接会は人材確保の場として有効な取り組みなので、運送業に特化しました「貨物自動車運転手の合同就職面接会」を開催する等、業界の運転手不足に対する支援策を講じて頂きたく要望いたします。

担当局

回答

(1)についての回答

 横浜環状北西線は、シールドトンネル区間の堀削が完了し、北西線全線にわたって設備工事や舗装工事などを進めていきます。引き続き、東京2020オリンピック・パラリンピックまでの開通に向けて、整備に必要な予算確保に努めていきます。

 横浜環状南線及び横浜湘南道路については、整備に必要な事業費の確保を国土交通省に対し働きかけていきます。引き続き、事業者である国土交通省及び東日本高速道路株式会社と連携し、早期開通に向けて事業を推進していきます。

 横浜環状道路西側区間については、首都圏の道路ネットワーク計画や本市の道路状況などを見ながら検討していきます。【道路局・横浜環状道路北西線建設課・横浜環状道路調整課】

(2)についての回答

 市民の求職ニーズは多様であることに加え、雇用環境の改善による求職者の減少により、特定の業界に特化した就労支援事業は集客面で課題があります。そのため、神奈川労働局・ハローワークとの共催で求職者のための合同就職面接会・説明会を引き続き開催します。また、神奈川労働局や人材不足分野の関係団体等とともに、人材確保対策推進協議会を開催するなど、様々な業種の人材確保に向けた支援に取り組んでいきます。【経済局・雇用労働課】