過去の事例に基づく健康起因事故防止について

 関東圏における自動車事故防止対策検討会では、令和5年度の活動において、「過去の事例に基づく健康起因事故防止について」として、健康起因事故防止資料を取り纏めました。
 さて、運送業界は、2024年4月から自動車運転者の時間外労働の上限が規制され、トラック運転者不足がさらに深刻化することが予想されます。
 そのため、トラック運転者の採用に力を注ぐことはもちろんですが、現在、運転業務に従事しているトラック運転者に健康で長く勤務していただくためにも、近年発生した健康起因事故について、事故形態等を統計的に分析するとともに、発生原因及びその改善対策を考察し、会員事業者がトラック運転者の健康管理の重要性を共有することにより、同種事故を未然に防止することを目的として本資料を作成しました。
 事業者がトラック運転者の健康管理を行うためのマニュアル等は整備されつつあり、運転に影響のある疾患や健康管理マニュアル等の認知度も向上していますが、事故事例を基に発生原因及びその改善対策を主に検討する内容で記載しましたので、出典、引用及び参考資料から該当するマニュアル等を併せてご確認いただき、健康起因事故の未然防止に活用していただきたいと存じます。
 併せて、「関東運輸局管内の自動車事故報告データによるトラック第一当事者死亡・重傷事故の分析結果(令和4年分)」を以下に掲載いたしますので、社内の安全教育等においてご活用ください。


過去の事例に基づく健康起因事故防止について【PDF】

関東運輸局管内自動車事故報告データによるトラック第一当事者死亡・重傷事故の分析結果(R04年分)【PDF】