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トラックドライバーの1日に密着!

1DAY DIARY

日本の物流を支えるトラック運転者。運送の最前線で働く現役ドライバーさんに密着し、普段は見られない仕事の様子を見せてもらいました。超リアルな、トラックドライバーの1日を大公開!

1. ドライバー&トラック
プロフィール

藤本さん
ドライバー歴:18年

つしま運輸有限会社に勤務するトラック運転者。つしま運輸では唯一の女性ドライバー。友人に誘われ、ドライバーとして働き始める。趣味は休みの日に温泉やサウナへ行くこと。

冷凍・冷蔵車

冷蔵・冷凍での配送が必要な食料品等を輸送するトラック。冷凍庫内の温度などを自動で管理するデジタルタコグラフ搭載。冷凍商品とチルド食品など、管理温度が異なる二つの食品を同時に運送することが可能。

2. ドライバーの
持ち物調査 !

安全のための
マストアイテム

ヘルメット・安全ベスト・安全靴はトラックの中に常備。事故が起こりかねない現場なので、自分の身を守るために必ず必要です。

運転のときの
心強い相棒

道案内はタブレットに入れているナビゲーションアプリで。渋滞情報などもリアルタイムで確認できるので、重宝しています。

コンビニに駐車するのも
一苦労なので…

大型トラックを運転していると駐車できるコンビニやお店が限られてくるので、運転中の水分補給に水筒を2、3本必ず用意します。

3. 密着スタート !

みんなが寝ている時間に出社

業務の開始は朝の4時から。出勤したらトラックのキーなど備品を準備し、車の日常点検を行います。その後出発前の点呼にてアルコール検知器で吸気検査を行う等健康状態もチェックします。

エンジンを始動して、いよいよ出発!

荷物を積む時には冷蔵庫が冷えていないといけないため、移動中に一定の値まで温度が下がるよう、出発と同時に冷蔵機を起動しておきます!

迅速かつ丁寧に荷積

荷主先に到着したら、積荷の内容を確認しながら荷積を開始。1日に複数の配送先へ向かうため、荷下ろしの順番も考えながら積んでいきます。倉庫の中は商品の品質を保つためかなり寒いので、ジャケットが必須。

荷主先から一言!

西村さん/鴻池運輸株式会社
藤本さんの作業はとても細やかで丁寧。積荷に破損や傷があれば配送先で受け取ってもらえないこともあるので、積荷の箱を凹ませないような気遣いが作業から伝わってきます。万が一にでも事故が起きないよう周囲への声かけもまめで、とても助かっています。

待機時間がある時は

配送先へ到着。配送先の混雑状況次第では、荷下ろしまで待機の時間が発生することも。待機中は日報を記入したり仮眠を取ったりする人もいます。私は、SNSで連絡をしたり動画を見たり、のんび~り過ごしています。

ただ下ろすだけではないんです!

いよいよ荷下ろし開始!配送先によっては、積荷のラベルが見えるようになど、荷下ろしの仕方や箱の並べ方を指定されることもあります。ただがむしゃらに下ろすのではなく、配送先の要望に沿った作業が求められるんです。

お気に入りのお店でランチタイム

大型トラックを運転していると、駐車をするのも大変。よく通るルートでは、トラックを停められるお店やコンビニをある程度把握しています。今日のランチはよく行くお蕎麦屋さんで、蕎麦と天丼のセットを注文。

1日の終わりのルーティーン

全ての配送先を周り終わり、帰社。トラックへ給油をし、退勤前の点呼において今日の仕事の報告を行うとともにアルコールチェックをおこないます。会社にあるカレンダーのQRを読み取ると、安全運転の心得を学べる動画が視聴できるんです。この動画を見て、明日に向けて気を引き締めるのが毎日の習慣。

明るいうちに退勤し翌日の準備

朝が早い分、退勤時間も早め。勤務時間は不規則ですが、一人で黙々と作業に没頭できるトラックドライバーという仕事を気に入っています。退勤後は夕食の準備などをして21~22時には就寝。そして3時頃には起床して、またドライバーとしての1日が始まっていくんです。

本日の走行距離 約250km
お疲れ様でした!