
トラックドライバーの1日に密着!
1DAY DIARY
1. ドライバー&トラック
プロフィール

ドライバー歴:40年
株式会社古木重機運輸に勤続30年のベテランドライバー。かつて取得した重機免許を活かし、現在は大型トレーラの運転を担当。休みの日は、テレビを見ながらゴロゴロ過ごすことが多いそう。

トラクタヘッドと呼ばれる運転席部分で、荷台にあたるトレーラを牽引し、普通のトラックでは運べない重量貨物や重機を運搬することが可能。過去には米軍車両を宮崎県まで運んだことも。
2. ドライバーの
持ち物調査 !

足元を保護する
安全靴
つま先部分に鉄板が入った安全靴は、作業中の必需品。勤務の日は運転中に履く通常の靴と、作業中に履き替える安全靴、2種類の靴を持ち歩いています。

命を守る
ヘルメット
重機や大型部品を運び込む現場は、常に危険と隣り合わせ。どんなに暑い日でも、作業中には必ずヘルメットを着用します。

丈夫な皮手袋
重機や貨物を固縛する鎖には、オイルや埃が付着していることも。汚れた手でハンドルを握るわけにもいかないので、作業中は常に着用しています。
3. 密着スタート !

日の出とともに出社
会社には早朝の4時30分頃に到着。会社に着くと、まずは点呼においてアルコールの呼気チェックや健康状態の確認、免許証などの持ち物検査を行います。


トレーラの準備を開始
今日はモーターの土台となる大型工業部品を、千葉県の富津市まで運送予定。今日の仕事に向けて、荷物の積み込みは前日に済ませてあります。翌日の運送ルートやお客様の希望時間から逆算し、前日から準備を進めることが、要望に沿った配送や余裕を持った安全運転につながります。


最終チェックを済ませ、いざ出発!
貨物の固縛がしっかりできているか最終確認。荷物の積み込みや固縛は、当日の担当ドライバー以外がすることもあるので、不安なときは固縛の鎖を足したり縛り方を少し変えたり、ドライバーが納得できる形に調整を行います。


海を横目に輸送中
運送先である千葉県の富津市へは、アクアラインを経由して向かいます。運送が無事に終わり時間に余裕があるときは、帰り道に海ほたるへ立ち寄りご飯を食べることも。


到着&荷下ろし開始!
運送先の工場へ到着!今日は道が空いていたので一番乗りです。すでにほかのトラックが待機しているときは、自分の番が回ってくるまで、スマホでゲームをしたり仮眠を取ったり、まったりと時間を潰しています。


荷下ろしが終わり一安心
空中に吊るされたクレーンで荷台の貨物を吊り上げ、荷下ろしを行います。作業は運送先の担当者が行うのでドライバーは見守るだけですが、荷下ろしがスムーズに終わるよう、邪魔なものをどかしたり、できる範囲のサポートを心がけています。


一仕事を終え会社に到着
荷下ろしが終わり次第、配送先を後にして帰社。時間があればお昼ご飯でもと思いましたが、今日は会社に帰った後もう一仕事残っているので、そのまま次の作業に移ります。


翌日の準備を終え、本日の業務終了!
明日の配送に備えて、重機の積み込みを行います。私は重機の免許も取得しているので、自ら重機を運転して荷台へ積み込み、固縛をしたら今日の仕事は終了!明日も朝が早いので、しっかりと体を休めて次の仕事へ臨みます。

お疲れ様でした!
荷主先から一言!
こちらの会社さんは、運送日時を2~3日前に知らせてくれるので、当日の天気などを考慮した安全な作業工程を組めてとても助かっています。渡部さんも気さくに作業員とコミュニケーションを取り、現場と良い関係を築こうとしてくださるのが嬉しいですね。