はたらくトラック大図鑑
緑ナンバーはプロの証。現役トラックドライバーが、自慢の愛車と仕事への情熱を語る!
セーフティーローダー



セーフティーローダーとは、乗用車をはじめ、重機などの産業車両を安全に運搬するためのトラック。荷台部分がスライドし傾斜がつくことで、車両の積み下ろしをスムーズかつ安全に行うことができます。運搬する車両は、ユンボ※やブルドーザーからホイールローダーとさまざま。セーフティーローダーを運転するドライバーは、それらの運搬車両を自ら運転し荷台へ積むので、多種多様な免許を取得しないといけないんです。
※ユンボ:油圧ショベルを搭載した掘削用建設機械。ショベルカーやバックホーと呼ばれることも。
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荷台が傾斜し車両の積み込みがスムーズに。手元のリモコンで荷台を操作するのですが、スライドした荷台が地面に擦れて傷つけないよう、慎重に操作します。積み下ろしのときはトラックの全長が長くなるため、周囲の安全確認もマスト。トラックが大きい分、操縦は丁寧に。

荷台の車両を固縛するためのベルトを、ガッチャと言います。このセーフティーローダーに積まれたガッチャは合計で8本。運ぶ重機の種類や台数によってガッチャの取り付け方は変化するので、何通りもの結び方を覚えないといけないんです。

紫色ではなくラベンダー色。やさしい色味のカラーリングがお気に入りです。今回取材した、いずみ重機株式会社の創業者が初めて乗ったトラックがこの色だったため、会社のテーマカラーに採用したそう。

ドライバー/峯尾さん
(ドライバー歴5年)
生コン輸送車を運転していた父の影響を受け、自身もトラックドライバーの道へ。4tトラックのドライバーを経て、現在のセーフティーローダー運転者となる。ドライバーとして、地方を回るのが仕事の楽しみ。プライベートでは2歳と3歳の子どもを育てる、父親の一面も。