バス運転者の対向車線走行事案の発生を踏まえた指導監督の徹底等について

 先般、都内において乗合バスの運転者が渋滞による運行遅れを懸念し、なるべく早く交差点を右折しようと、一時的に反対車線を逆走する事案が発生したことを受け、国土交通省自動車局安全政策課長から、(公社)全日本トラック協会を通じて、「自動車運送事業者が事業用自動車の運転者に対して行う一般的な指導及び監督の実施マニュアル」等を活用の上、運転者に対する指導監督の徹底について、一層の周知を図るよう要請がありました。

 つきましては、運転者に対して同マニュアルにある「運行時間に気を取られ、急ぎやあせりの気持ちが心理を支配すると、スピードの出しすぎ、強引な車線変更、一時停止の無視などの危険な運転をしがち」となることを確実に理解させ、交通関係法令を遵守すること等について、指導監督を徹底するようよろしくお願いいたします。

参考1: バス、タクシー、トラック運転者教育を充実 ~睡眠不足による交通事故を防止するための教育内容についても記載~(国土交通省)

参考2: 自動車運送事業者が運転者に対して行う一般的な指導及び監督の実施マニュアルが改正されました(全日本トラック協会)