誰にでもできる荷づくりのコツ 

荷づくり費用を抑えるには、自分で荷づくりするのが費用を安くするコツ。タンスや本箱、冷蔵庫など業者でなければできないものは全体の30%程度。あとの70%程度は自分で荷づくりができます。

【そろえておきたい引越用具】
○段ボール箱  ○新聞紙  ○軍手  ○ガムテープ  ○養生テープ  ○麻ひも、ロープ  ○サインペン  ○ハサミ、カッターナイフ  ○掃除機  ○ホウキ  ○ちりとり  ○バケツ  ○ぞうきん  ○ビニール袋  ○その他(カナヅチ、ノコギリ、ドライバー、クギヌキ、ペンチなど)

 

荷づくりのポイント

  1. 荷づくりのチェックリストを作成します。
  2. 普段使用されていないものから順に1週間くらい前から計画的に梱包します。
  3. 梱包したあと、中身が分かるように、段ボール箱には「ワレモノ」「水ぬれ注意」「衣類」などと、品名を明記しておきます。
  4. あとで取り出しやすいように包みます。
  5. ワレモノや貴重品は別にします。
  6. 段ボール箱の中に隙間を作らないようにします。(軽く振って音がしない程度)
  7. 重いものは小さな箱に、軽いものは大きな箱に収納します。
  8. 梱包の重さは1個約20kg以上にならないようにします。
  9. 不要品は思いきって処分します。
  10. ナマ物など腐敗・変質しやすいものは、事前に処分しておきます。
  11. 新居ですぐ使うもの赤字で記入しておきます。

 

商品別・荷づくりのポイント

ワレモノ 小皿、茶碗などは1個ずつ食器専用紙、新聞紙などで包み、段ボール箱の底にクッション材を敷いて、縦にして詰めます(同型、同じ大きさのものを入れます)。人形ケースは周囲を布ギレで固定し、ガラスの面の角に段ボールを当て、ひもで十文字に固定します。
ビン類 ビンのふたをきっちり閉め、立てたまま箱に詰めます。弱いものを内側にして隙間をなくし、箱のふたを開けたままにします。
書物 小さめの段ボール箱に1箱あたり20kg程度におさえます。ひもで縛ると大切な書物の表面に傷がつくことがありますので注意してください。
布団 布団や毛布は、積み上げたあと布団袋を逆さにかぶせると簡単に収納できます。中にワレモノは絶対に入れないようにしましょう。
電気製品・パソコン 購入したときの空箱があれば、それを使うと便利です。もし、ない場合は運送事業者に相談しましょう。
※冷蔵庫や洗濯機の水は前夜にスイッチを切り、完全に取り除いておきます。
※石油ストーブは、タンク内の灯油を抜き、あわせて電池も抜いてから荷づくりします。
家具 家具類の荷づくりは、中身はすべて空にしてひも掛けやテープで固定しておくのが便利な方法です。その際に通常の市販されている梱包用のガムテープを使用しますと、テープをはがす時、家具類の塗装等がはがれたりする恐れがあります。そのためテープを使用して家具類を荷づくりする際は幅広の弱粘着テープのような「養生テープ」をご使用ください。
※ベッドやスチール家具などは事前に分解しておきます(取り外したネジ類はポリ袋に入れて、テープで固定しておきます)。
※鏡台や茶ダンスなどガラスのあるものは、外から見えるように包みます。大事をとり、ガラスの部分だけは取り外して別に包みましょう。

 

日用品は最後に荷づくりを

家族分の食器や食品、タオル、トイレットペーパー、下着、子供の着替え、パジャマなど、最後まで使用していたものは転居先で最初に使用するものです。

これらの日用品は当日の朝、荷づくりし、他の荷物と区別できるマークをしておくと便利です。

 

貴重品

現金や有価証券、各種通帳、貴金属類、印鑑、書類などは引越荷物に入れられません。引越準備のときから区分しておき、ひとまとめにして必ず自分で運びましょう。

 

【 こんな時は・・・ 】
引越が終わったあとで、荷物の一部が壊れていたり、大きな傷を発見した場合には、すぐに運送事業者にご連絡ください。 運送事業者の責任は荷物を引き渡した日から3カ月以内となっております。
発見が遅れると、事故原因、因果関係が不明瞭になるためできる限り、引越が終了したら早めに荷物の確認をしましょう。